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2013年3月6日

修理できません

 先日、眼鏡を落としてしまった高橋です。

 レンズ自体は割れなかったものの、いくら洗っても拭いても落ちない汚れみたいなものが両レンズの下側に。まさかヒビでも入った?

 そう思って、慌てて指で確認するものの凹凸は無し。眼鏡を掛けてみても、今のところは見え方に不具合があるわけでもない。でもこの、光を当てると分かる、微妙に光り方の違う部分は、何と言いましょうか。例えるなら、透明シールを貼りつけたときに失敗して泡が入ってしまったような感じ……?




 見た目があんまりよろしくないので、眼鏡屋さんに飛び込んでみた所、コーティングが剥離したとの事。磨きなおすか何かして、修理できないか聞いてみたところ「できません」「買いなおしたほうが早いです」との回答でした。純ガラス製のレンズではないので、落としても割れない代わりに磨き直しも出来ない、と。

 まあせっかくなので、今流行の青い光を軽減するコーティングを追加して買い直してみましたけど。同じ眼鏡を10年以上使う私の感覚とは、ちょっと合わなかったかもしれません。今の眼鏡が壊れたら、次はガラス製レンズと頑丈なフレームにしようと心に決めたのでした。

(閑話休題)

  ふと気がつけば、身の回りの物で「修理できない」「交換前提」の物がずいぶん増えてきました。と言うか、大多数かもしれません。普段自分が持ち歩いている物だけみても、自力で修理できるものはそうありません。お店に持ち込んでも「部品がもう無い」もしくは「買い直すほうが安い」と言われるパターンが多い気がします。

 『常に新しい物を使う』というのを否定するつもりはないですけど。やっぱり長年使ってきたものには愛着がわくと言いますか、自分の癖がついてない同種新品を買ってきても何かが違う気がすると言いますか。傍から見たら非効率的かもしれませんけど、ちょっとしたこだわりみたいなものって、人生に少しぐらいあってもいい気がするのですよ。

 だから高橋は、流行に左右されず・飽きがこなく・故障が少なく・修理が効きやすい物が好みです。大抵の場合、シンプルで旧式な物に落ち着いてしまうのですけどね。