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2012年10月15日

電気料金のマメ知識

電気料金 2012年9月1日から電気料金が値上げしたことは記憶に新しいと思います。

東電発表の値上げ率は平均8.46%

これは一般家庭の平均値上げ率で、契約方法と使用量に応じて変化します。

たとえばで一般家庭で最も多い契約方法の「従量電灯B契約」を比較すると..

使用量の値上げ率は
・第一段階料金(120kWhまで)・・5.39%
・第二段階料金(120kWh超え300kWhまで)・・9.24%
・第三段階料金(300kW超)・・17.07%

というように、使えば使うほど値上げ率は上がります。

一般家庭では第三段階料金に掛る比率はそれほど高くないので、東電発表の平均値上げ率と変わりませんが、店舗併用住宅ビル、共同住宅の共用灯など、電気使用量が高いお宅や事業所は第三段階料金の割合が高くなるので、それに伴い値上げ率も上がります。
また、そのような方は「電灯」と「動力」を契約している方が多いと思います。


そこで、電灯と動力を使っている方へのご提案

9月からの電気料金値上げと共に「低圧高負荷契約(おまとめプラン)」の条件緩和が行われました。
これは「電灯」と「動力」を同一箇所で契約している方が採用できる契約方法です。

低圧高負荷契約(おまとめプラン)

一般の個別契約は
電灯契約・・基本料金:安い 使用料金:高い
動力契約・・基本料金:高い 使用料金:安い
ですが

この低圧高負荷契約は電灯と動力を合算してその中間の料金体系にする方法です。

今までは電灯+動力の契約容量が合計して30kW以上が適用条件でしたが、15W以上に緩和されました。
例えば、「従量電灯C契約10kVA」+「動力5kW」の方は合計して15kWになるのでこの契約方法を採用できるようになりました。

しかし、適用条件に合致している方全て、このプランに変更したほうがメリットがあることではありません。
大雑把にいうと、「電灯使用量が高く、動力使用量が低い」方にメリットがあります。

こちらでシミュレーションを行うことができます。
⇒ 電気料金シミュレーション

また、東京電力に相談すれば今までに使用実績を基にシミュレーションも行ってくれますので、相談してみるもの良いと思います。