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2012年8月4日

安全パトロール

はじめまして、建築部 宮田です。

普段は現場作業所にて従事していますが、本日は当社で月2回行う「安全パトロール」の当番の日。
市内のお寺の屋根改修工事現場、埼玉県でのマンション新築工事現場と旧家の改修工事現場。
普段はなかなか見に行けない他の現場が見られる楽しみと、作業所の安全点検をしっかりしようとの気合を込めて、いざ6人でスタート。

お寺の屋根改修現場は、板金屋さんが仕事真最中。

屋根の形は照り(てり)がつき、蓑甲(みのこう)が曲線で仕上げてあるなどで、一枚一枚の銅板を曲げながら上手く葺いていました。
職人さんの伝統技術が現れている作業所。しかし、台風到来のこの季節、被害がなければと願います。


















次は埼玉のマンション現場
現在基礎工事中、気のせいか?前橋より暑く感じます。

作業員の皆さんが大粒の汗を流しながら作業をしていました。現場の鋼製手摺は、素手では長い時間触れられないほど熱く、安全のためヘルメットを被りながらの作業。
見るからに過酷な状況ですが、作業員さんからは気持ちの良い挨拶が返ってきました。
熱中症などで倒れないよう、こまめに水分と塩分補給に努めながら気をつけで安全に作業して頂きたいです。


















最後に旧家の改修工事。
なんと130年前の明治時代の住宅!
建物自体に趣きと風格を感じます。施主様の見ている前で大工さん、左官屋さんの作業。
建物の風格を損ねない気構えと気配りを要するでしょうね。

骨組みの一部がシロアリの被害を受けているようで、長い年月が頭上の梁まで被害を起こすとは、実際に見て驚きました。

この旧家を建てた当時の棟梁の心意気を感じることができるのは、きっと今、作業している大工さんだけが感じられるのだろうと思い尋ねてみたところ..

「細かい所にも拘りを感じますね」 と返事がきました。


















パトロールを終えたその頃、涼しい風を感じてなんだかホッとしました。

毎年暑さの過酷なこの時期の労働環境。まるで自然気候が「敵」のようにも感じる一日でありました。