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2013年6月5日

社内DIY ~40mLANケーブルドラム編~



 建設業でも、例えば説明会会場設営などで長いケーブルを使う場面もありますが。この「長いケーブル」というのが曲者でして。私みたいな素人が扱うと、すぐスパゲッティみたいに絡まってしまいます。下手に引っ張ると結び目が出来るし、断線するし、もう大変。

 世の中にはロープワークみたいに長いケーブルを綺麗に扱う匠の技(8の字巻き?)もあるようですが、不器用な高橋は道具に頼ることにしました。

用意したもの:
              長いLANケーブル                         ×1
              壊れた電工ドラム                            ×1       (ドラム部分のみ使用)
              大型ダブルクリップ                          ×2
              LANケーブル延長コネクタ             ×1

 材料は身近な物で済みました。まあ壊れた電工ドラムは「身近」とは言えない代物ですけど、たまたま弊社の倉庫に転がっていましたので。

 作り方はとても簡単です。


  まず電工ドラムのケーブルは使わない(と言うか使えない)ので、最初に切除します。

 次にLANケーブルの片方に延長コネクタを付け、ダブルクリップでドラムに挟んで固定します。基本的に外しませんので、固定手段がダブルクリップである必要はありません。

 後はひたすらLANケーブルをドラムに巻きつけていき、反対側でクリップするだけです。こちら側は頻繁に付け外ししますので、ダブルクリップが一番手軽だと思います。

 こちらが完成図となります。




  ただの延長LANケーブルドラムなので、使い方を書くまでも無いと思いますが。あえてコツを一つ書くなら「クリップを外すのは片側だけにすること」でしょうか?


  クリップを両側外してしまうと巻き付けが緩んでしまい、巻き直しが面倒になります。ですが延長コネクタをセットにしておいて、別のケーブルをそのまま継いでしまえば、外すのは片側だけで済みます。つまり、緩む心配も無いというわけです。

 その代わり、継ぎ接ぎになるので通信速度は若干下がりますけど。

  継ぎ口が二つ以上欲しい場合、スイッチングハブが必要になります。延長コネクタと差し替えても構いませんが、別に電源も必要になるので注意が必要です。

 ブログに改めて書くまでも無いような単純工作なのですけど、まあ「現場で足りない道具は自作する」実例の紹介、ということで一つご容赦を。


(2013.06.12) クリップの名前を間違えていたので修正