建設業でも、例えば説明会会場設営などで長いケーブルを使う場面もありますが。この「長いケーブル」というのが曲者でして。私みたいな素人が扱うと、すぐスパゲッティみたいに絡まってしまいます。下手に引っ張ると結び目が出来るし、断線するし、もう大変。
世の中にはロープワークみたいに長いケーブルを綺麗に扱う匠の技(8の字巻き?)もあるようですが、不器用な高橋は道具に頼ることにしました。
用意したもの:
長いLANケーブル ×1
壊れた電工ドラム ×1 (ドラム部分のみ使用)
大型ダブルクリップ ×2
LANケーブル延長コネクタ ×1
材料は身近な物で済みました。まあ壊れた電工ドラムは「身近」とは言えない代物ですけど、たまたま弊社の倉庫に転がっていましたので。
作り方はとても簡単です。
まず電工ドラムのケーブルは使わない(と言うか使えない)ので、最初に切除します。
次にLANケーブルの片方に延長コネクタを付け、ダブルクリップでドラムに挟んで固定します。基本的に外しませんので、固定手段がダブルクリップである必要はありません。
後はひたすらLANケーブルをドラムに巻きつけていき、反対側でクリップするだけです。こちら側は頻繁に付け外ししますので、ダブルクリップが一番手軽だと思います。
こちらが完成図となります。
ただの延長LANケーブルドラムなので、使い方を書くまでも無いと思いますが。あえてコツを一つ書くなら「クリップを外すのは片側だけにすること」でしょうか?
クリップを両側外してしまうと巻き付けが緩んでしまい、巻き直しが面倒になります。ですが延長コネクタをセットにしておいて、別のケーブルをそのまま継いでしまえば、外すのは片側だけで済みます。つまり、緩む心配も無いというわけです。
その代わり、継ぎ接ぎになるので通信速度は若干下がりますけど。
継ぎ口が二つ以上欲しい場合、スイッチングハブが必要になります。延長コネクタと差し替えても構いませんが、別に電源も必要になるので注意が必要です。
ブログに改めて書くまでも無いような単純工作なのですけど、まあ「現場で足りない道具は自作する」実例の紹介、ということで一つご容赦を。
(2013.06.12) クリップの名前を間違えていたので修正
(2013.06.12) クリップの名前を間違えていたので修正